JIGSAW29
■HOW TO PLAY
- 全てのピースをフレームからはみ出ないよう収める
■JIGSAW29について
日本のパズルデザイナー「浅香遊 (Yuu Asaka)」さんによるプロダクト。
パッケージ 横138×縦138×高さ24mm 重さ156g
本体 横137×縦137×高さ6mm 重さ127g
2018年2月制作
2018年8月、アメリカ・カリフォルニア州のサンディエゴで開催された「Nob Yoshigahara Puzzle Design Competition 2018」(世界パズルデザインコンペティション)にて本作が入賞。
いわゆるジグソーパズルで全てのピースを枠の中にはめれば完成
なのだがそう簡単にはいかない
先ずタイトルからして色気がある
「JIGSAW29」
「29」というのが多くも少なくもなく
「お、ちょっとやってみようかな?」と思わせてくれる絶妙なピース数である。
そしてこのピース数は
「素数」
なのである。
ピースを変形させて作ろうと思えばそう難しくはないだろうが、どう見ても全てがほぼ同じ大きさのピースだ。
一般的なジグソーパズルは縦×横で全ピース数がでるがどうも違うらしい。
さらに
よーく見ていただきたい。
そう、通常ジグソーパズルといえば4つの角を探してから始める方が多いと思うのだが、本作はなんと角のあるピースが5つあるのである。
これらが最終的には綺麗に枠に嵌るのだから作者のアイデアには脱帽である。
全てのパーツがアクリル樹脂をレーザーカットで綺麗に仕上げられておりバミりといったものもない。
また本作はCanadaのパズルショップ大手「Puzzle Master」が浅香さんの作品発表からしばらく後に受託制作?販売を行っている。またこちらはフレームとパズルのみのパッケージ無し版となっている。
その後作者、浅香遊さんが自身のECショップを立ち上げパッケージ版の発売を開始された。
筆者はPuzzle Masterで全て揃えていたが、パッケージ版がどうしても欲しくて全て買い直した。
Puzzle Master版は布教用として甥っ子姪っ子の誕生日プレゼントにした。
もの自体は同じ設計図を使っているからか、ほぼ同じだがパッケージ版の方がややしっかりした作りの印象を受ける。
■入手方法
2021年11月現在、作者「浅香遊」さん運営のSHOP「UTTO PUZZLE」では取り扱いがあるが、在庫が潤沢にあるわけではないようで頻繁にSoldOutとなっているのを見る。
そうなっていても再入荷の連絡をお願いしていると入荷時にメールが来るのでぜひ利用されてはいかがか。
また、筆者が良く利用しているパズルオンラインショップ大手、前述のカナダ「Puzzle Master」でも取り扱いがある。
今日現在のレート換算で日本円で2,889円とパッケージが無い分だろうか?少しだけ安い。
UTTO PUZZLEでのパッケージ版は3,100円(税込)
さて、こういったいわゆるデザイナーズパズルの多くは日本では入手が難しいものも多く、海外のパズルショップから購入することとなるのだが、個人輸入に馴染みのない方には送料や関税がいくらかかるか知りたいという方もいるかと思う。
ここではカナダのパズルショップ大手「Puzzle Master」で手のひらサイズのパズルを一つを購入した時を例に送料を説明してみよう。
輸送形態 | 追跡 | 配達期間 | 送料 |
---|---|---|---|
船便 | × | 20日 | 1,000円 |
少し早い船便 | ○ | 16日 | 1,400円 |
早い船便 | ○ | 13日 | 2,400円 |
航空便 | ○ | 2日 | 9,400円 |
■送料は2021年12月のレート、1カナダドル87円で計算して端数は揃えている。
もちろん多く買えば重量も箱も大きくなるので送料も上がるが、倍々となっていくわけではない。
例えば筆者は日頃欲しいものが出てきたら該当のURLをメモ帳に溜めていき10〜15個くらいになるとまとめて購入するようにしていて送料は2,000円〜2,500円ほどだ。
いつも選ぶのは追跡ありの「少し早い船便」
海外からは不安があるので
いつ向こうの店をでたか?
港を出たか?
等細かくネットから確認出来るのが追跡ありの良さ。
まあ料金については日数と料金とでコスパを感じるものを選ばれると良いだろう。
ちなみに日本では送料込料金16,666円までは関税・消費税が免除となるのも買い物時に覚えておくと良いかもしれない。
越えると送料込料金の60%に対して8%の消費税がかかる。
筆者は横着者なので、60%×8%を係数4.8%=近似値5%と設定
30,000円買うと大体1,500円くらい税金がかかるな、という具合でシミュレーションしている。
いずれも参考になれば嬉しい。
■まとめ
いかがだったであろうか?
ユニークなアイデアと、設計図があれば3Dプリンターで量産もできるという商品性を兼ね備えた素晴らしいプロダクトだと感じている。
筆者が主催するパズルイベントにはほぼ持っていっているので、機会があれば是非手に取って遊んでみていただきたい。