ThreeCubes
■HOW TO PLAY
- 全てのピースを使い対称形状の立方体を3つ作る
- その際、どの立方体も隣接する立方体と半分以上重なってはいけない
■ThreeCubesについて
日本のパズルデザイナー「河野一郎」氏デザイン、制作はイギリスのパズルデザイナー「Eric Fuller」販売はEric氏の運営する「CUBICDISSECTION」である。
正方形の一片が25mm 厚さ12.5mm
2021年4月21日販売
立方体を3つ作る。
一見子供でもすぐに出来そうな形状だが、この作品が「Nob Yoshigahara Puzzle Design Competition」(通称IPP)という年に一回開催されるメカニカルパズルの世界大会で10位内入賞の作品と聞くとどうだろうか?
そう、正方形の真ん中に見えるメタリックなぽっちが磁石になっておりそう簡単には作らせてもらえない。
解は一つでいわゆるユニーク解となっており、正解にたどり着くまでは同じような形状をグルグルと巡ってしまうかもしれない。
また、このパズルには4ピースのもの、5ピースのものとあり順を追って難易度があがっていく。
こちらを解かれたら是非ピースが多いものにもチャレンジいただきたい。
木材には「Canxan」という日本ではあまり聞き馴染みのないものが使用されているが、その木目は非常に美しい。
カットも角では細かな面取りが行われており非常に丁寧な仕事ぶりが伺える。
また購入時にはこのような光沢のある袋に「未解決」の形で入ってくる。
■入手方法
2021年11月現在、販売元「CUBICDISSECTION」では残念ながら制作された65個は完売してしまったようだ。
再製造といったの記述もないので中古市場で探すしかないだろう。
ただ、こちらのサイトで作成方法が紹介されている。
ネタばれ要素があるのでリンク先を押される際はご注意いただきたい。
https://www.instructables.com/Three-Cube-Puzzle/
さて、こういったいわゆるデザイナーズパズルの多くは日本では入手が難しいものも多く、取り扱い豊富な海外のパズルショップから購入することとなるのだが、個人輸入に馴染みのない方には送料や関税がいくらかかるか知りたいという方もいるかと思う。
ここではカナダのパズルショップ大手「Puzzle Master」で手のひらサイズのパズルを一つを購入した時を例に送料を説明してみよう。
輸送形態 | 追跡 | 配達期間 | 送料 |
---|---|---|---|
船便 | × | 20日 | 1,000円 |
少し早い船便 | ○ | 16日 | 1,400円 |
早い船便 | ○ | 13日 | 2,400円 |
航空便 | ○ | 2日 | 9,400円 |
■送料は2021年12月のレート、1カナダドル87円で計算して端数は揃えている。
もちろん多く買えば重量も箱も大きくなるので送料も上がるが、倍々となっていくわけではない。
例えば筆者は日頃欲しいものが出てきたら該当のURLをメモ帳に溜めていき10〜15個くらいになるとまとめて購入するようにしていて送料は2,000円〜2,500円ほどだ。
いつも選ぶのは追跡ありの「少し早い船便」
海外からは不安があるので
いつ向こうの店をでたか?
港を出たか?
等細かくネットから確認出来るのが追跡ありの良さ。
まあ料金については日数と料金とでコスパを感じるものを選ばれると良いだろう。
ちなみに日本では送料込料金16,666円までは関税・消費税が免除となるのも買い物時に覚えておくと良いかもしれない。
越えると送料込料金の60%に対して8%の消費税がかかる。
筆者は横着者なので、60%×8%を係数4.8%=近似値5%と設定
30,000円買うと大体1,500円くらい税金がかかるな、という具合でシミュレーションしている。
いずれも参考になれば嬉しい。
■まとめ
いかがだったであろうか?
磁石のギミックさえなければあっという間に解けてしまうが、このギミックが複雑な思考を作りだしている。
こちらも筆者が主催するパズルイベントにはほぼ持っていっているので、機会があれば是非手に取って遊んでみていただきたい。